TANNYMOTORS

人の味を知った熊は再び人里に降りてくる。

日記

花畑の写真を撮るために足元の草を踏みつけるような人間になったら私の首を刎ねてくれ

簿記2級の試験が終わった。過去問も教科書も半分ぐらいしか勉強できていないので、きっと点数も半分くらいだろう。次の試験は3月なので、それまでに残りの半分を勉強してリベンジすることにしよう。 少しだけ肩の荷が降りたので試験が終わってからは洗濯物を…

アレクサ、お前を消す方法を教えて

同僚がスマートスピーカーを買ったらしい。呼べばきちんと電気をつけたりしてくれるが、虚空に呼びかけるのが少し恥ずかしいそうだ。「うちのチームもみんなが予定をスマートスピーカーに記録したらいちいちホワイトボードに書かずに済みますね〜」と話して…

帰りに工業簿記の参考書を買うって覚えといてください

『大人になってから勉強することの楽しさを知る』みたいな話を誰でも一度は聞いたことあるだろう。「うわ~昔は嫌いだったのに教科書おもしれ~」みたいなやつだ。あの風潮を見聞きするたびに、みんな本当に勉強が楽しいと思ってんのかと疑わずにはいられな…

吉田類お断りの店

どうか良い旅と良い酒に恵まれますように。

涼宮ハルヒの新作だぞ、ゼロ年代のオタクども、目を覚ませ、思い出せ

続きを心待ちにして、しかしいつの間にか期待が諦めに変わって、没頭していた日々はついに思い出の一つになっていた。思い出は変わらない。あの日々は楽しかったし、新作はきっともう出ないだろう。期待してもしょうがない。そう思っていた。そう思っていた…

焼き肉は、受験と同じ、団体戦

立秋を過ぎて今は処暑というらしい。だからと言って暑さが和らぐわけでもないのでエアコンの設定は変えようがない。在宅中は常時エアコンをつけているので夏の電気代は約1万円ほどかかるが、命にかかわるのでこれはやむを得ない支出と言えよう。 先日何も考…

Go to キャンペーンを使った逃亡生活の果てに旅行先で身柄を確保されるなど

暑さを理由に近所のスーパーへ行くことさえ拒否しているため、冷蔵庫に牛乳はなく、そのためミロが飲めない状況に陥っている。一方でGo to キャンペーンを使ってツーリングに出かけたいとも思っている。 バイクで5分の場所には行きたくないのに、5時間かかる…

6尺=1ミョン=188cm

ぽつぽつと中途半端に焚かれている送り火を眺めていたら、大文字山の麓にある朝鮮学校出身だった大学時代の先輩のことを思い出した。 その人は細身で背が高く、よくタバコを吸い、部室で真っ先に他人のジャンプを読む先輩であった。朝鮮学校時代のエピソード…

プロテインの上位互換としてミロをたまに飲んでいる

ついにワイシャツすら着ずに仕事をするようになってしまった。白の長袖Tシャツと適当なチノパンと黄色のニューバランス。紙仕事をするときは指サックを、力仕事をするときはエプロンと軍手を追加して仕事をしている。稼げる仕事じゃないけれど、ネクタイを…

ビジネスホテルの湯船にバブを放り込め

ビジネスホテルをどこまで使いこなせるかは、大人の必須技能の一つと言っても過言ではない。

「エウレカ!」と叫んで伊集院光はピーナッツバターを作り僕は爪の上で爆竹を誤爆する

頭の中では分かっているものの、体験してみないと理解しきれないことが世の中にはたくさんある。火に手をかざすと熱いし煙は目に入ると沁みるし尻餅をつくと痛い。そうやって今でも身をもって日々いろんなことを学んでいる。 音には速度があることを学んだの…

ナチスの列車はもちろんジェット推進である

すべての物語が富樫システムて作られているわけではない。森見登美彦の新刊が楽しみだ。あらゆる積読を飛び越えて登美彦氏の新作を読むことになるだろう。

ご意見番ババアを見つけたら指を折り舌を抜け、息の根を止めたとて奴は転生するぞ

推しとファンの関係性は双方向に見えるけれど、超えちゃいけないラインは確かに存在している。そもそも推しに対して意見を言おうと考えること自体がおこがましい。存在しているだけで必要十分なのに、それを自ら揺るがそうという発想自体が狂気である。

Uber Eatsはどうしてダサくなった?

残念ながらもうウーバーのアプリは消してしまったし、配達員を見かけても「邪魔だなあ」やら「危ないなあ」やらネガティブなイメージしか湧いてこない。

療養には「バニラアイス」と「コーラ」と「ポカリ」。特効薬と読み替えても構わない。

脂汗を流すほどの頭痛と喉の痛みと発熱、風邪である。季節の変わり目で風邪をひく体質なのでいつものことではあるけれど、こと5月においては寒暖の差が激しすぎて史上最悪の風邪となった。 風邪の症状自体は2日程度で治まったものの、万が一コロナ的なアレ…

手書きの文字には心が籠もってるとか言うお前のためにペンを握ってるわけじゃねえんだよ

高校生の頃から10年以上手書きの日記をつけている。不定期かつ不定量なので1日数ページ書くこともあれば、1年以上放置していたこともある。しかも気まぐれに破り捨てたり焚書したりするので、いつも手元には現行の日記1冊しかない。 ブログも書くのにし…

『わたしはカモメ』ポチャッコは共産主義者かもしれないぞ

彼女が四六時中ポチャッコの夢旅行を歌いまくるおかげで、サンリオにはポチャッコというキャラクターがいること、そしてサンリオピューロランドなる施設があることを知った。 サンリオは「キレてるキャラクターを生み出す変態企業」というイメージがあったけ…

点検、増し締め、赤べこ号

スーパーカブを買って1年目の定期点検にやってきた。予定から3ヶ月も点検をすっぽかしてしまったが、それでも一切問題ないのはさすがスーパーカブだ。 待っている間に店の外に並ぶバイクたちに目をやると、今まで見たことのない色のカブが停めてあった。色…

連休と飛び休のあいだ

社会人になって初めて土曜と日曜が休日になった。 普段はシフト勤務なので必要がなければ土日に休むことはなかったし、何なら平日休みのほうが過ごしやすくて好きだ。 今週が土日休みだと気づいたのは金曜の夕方だった。シフト勤の弊害として曜日感覚がなく…

将来の夢を叶えるのはだいたい可能

正月に実家で中学の卒業アルバムを見つけた。日本の卒業アルバムのネタといえば将来の夢であるが、確か「建築家」やら「整備士」やらそんな仕事を夢として書いたような気がする。職業として建築や整備の道に進んではいないものの、自分で設計した家は建てて…

京都タワーが、京都が、嫌い

自宅の窓からは京都タワーが見える。京都駅に降りるたびに目に入る京都タワーにいつもうんざりしていたが、これが自宅からも見えるのだから堪ったものではない。僕は京都タワーが嫌いだ。 正確には嫌いなものの象徴としての京都タワーが嫌いだ。京都という都…

親に風呂の長さを心配された年越し

年末年始は実家に帰ることにしている。地元の友人に会うわけでも初詣に出かけるわけでもないが、新年を迎えるときくらいは家族と一緒にいたほうがいいだろうとなんとなく思っている。だから新年も実家で迎えることになった。 実家に戻った日の夜、風呂が沸い…

10年代の総括。『生きたいたいか!?ピーキー過ぎてお前にゃ無理だよ!』

2010年に20歳になって、29歳になった2019年がそろそろ終わる。せっかくなので10年経って何が変わったように思えたか残しておくことにする。未来の誰かの何かの資料にでもなればラッキーだ。 ミスったら死ぬとみんな思ってる ゆとり大学生の就…

序メガネ、破メガネ、Qメガネ

ここ数年、仕事用メガネと私用メガネを使い分けて過ごしている。二足のわらじならぬ二本のメガネ生活である。レンズが四角いものを仕事用、丸いもの私用にして、いつもどちらかのメガネがデスクのスピーカーの上に置いている。普段は仕事に出る前に四角いメ…

23年ぶりのポケモン、ニャースが怖い

僕が小学1年生だった1996年の春。ゲームボーイの電源を入れると「ピコーン…ザッザッザッ…」とノイズに似たSEと共にモノクロドット絵のリザードンが小さな画面に表れた。1996年は初代ポケモンが発売された年であり、僕が他の子どもたちと同じくポケモ…

カメムシは燃やせ、でもクモは益虫だから許す

我が家を10階に構えているのは、何よりも虫を部屋に入れないためだった。それなのにどうしてこの時期にカメムシが家に入り込んでいるのか。壁にぶつかり続けると天文学的確率で壁をすり抜けられるという物理の話を聞いたことがあるが、それが実際に起ったと…

京都が外国人観光客でパンクしそうなおかげで住まいを失いつつある話

大阪に住んでいた頃、なんばの道頓堀が外国人観光客だらけで、まわりから日本語が聞こえなくても「ここは観光地やもんな」としか思わなかった。彼らは観光バスでやってきて、ドラッグストアで爆買して、時間が来ればどこかのホテルに帰っていく。あのときの…

ヨーロッパ企画の大歳くんにチーズの札を差し入れたい、そして男肉の団長にはVaporwaveを

ヨーロッパ企画イエティの新しい公演の情報がついに公開されていた。作・演出の大歳くんを二郎系のラーメン屋で見かけるたびに「そろそろ新作作ってくれねえかなあ、あと西垣がデイリーポータルのメンバーになってるのなんで?」と思っていたが、ついに新作…

うるおいを取り戻したシャチのような

今の仕事で使っているスタンプ台は前任者から引き出しの中身ごと引き継いだもので、それを使ってゴム印を押すとおよそFくらいの濃さで印字ができる。今まではそれが普通だと思っていたし、ゴム印を押す仕事なんてつまらない作業だからそれまでスタンプ台に興…

僕らが狂っていた11月の日々には今でも解けない謎が残されている

11月になると決まって大学祭のことを思い出す。開催日とその前後にかけて大学に泊まり込んで馬鹿みたいな裏方仕事に勤しんでいた。懐かしくはあるが「終わってみればいい思い出だねー」と美化する気にはならない。あの日々はただの狂気であったし、オーバ…