日記
ついにワイシャツすら着ずに仕事をするようになってしまった。白の長袖Tシャツと適当なチノパンと黄色のニューバランス。紙仕事をするときは指サックを、力仕事をするときはエプロンと軍手を追加して仕事をしている。稼げる仕事じゃないけれど、ネクタイを…
ビジネスホテルをどこまで使いこなせるかは、大人の必須技能の一つと言っても過言ではない。
頭の中では分かっているものの、体験してみないと理解しきれないことが世の中にはたくさんある。火に手をかざすと熱いし煙は目に入ると沁みるし尻餅をつくと痛い。そうやって今でも身をもって日々いろんなことを学んでいる。 音には速度があることを学んだの…
すべての物語が富樫システムて作られているわけではない。森見登美彦の新刊が楽しみだ。あらゆる積読を飛び越えて登美彦氏の新作を読むことになるだろう。
推しとファンの関係性は双方向に見えるけれど、超えちゃいけないラインは確かに存在している。そもそも推しに対して意見を言おうと考えること自体がおこがましい。存在しているだけで必要十分なのに、それを自ら揺るがそうという発想自体が狂気である。
残念ながらもうウーバーのアプリは消してしまったし、配達員を見かけても「邪魔だなあ」やら「危ないなあ」やらネガティブなイメージしか湧いてこない。
脂汗を流すほどの頭痛と喉の痛みと発熱、風邪である。季節の変わり目で風邪をひく体質なのでいつものことではあるけれど、こと5月においては寒暖の差が激しすぎて史上最悪の風邪となった。 風邪の症状自体は2日程度で治まったものの、万が一コロナ的なアレ…
高校生の頃から10年以上手書きの日記をつけている。不定期かつ不定量なので1日数ページ書くこともあれば、1年以上放置していたこともある。しかも気まぐれに破り捨てたり焚書したりするので、いつも手元には現行の日記1冊しかない。 ブログも書くのにし…
彼女が四六時中ポチャッコの夢旅行を歌いまくるおかげで、サンリオにはポチャッコというキャラクターがいること、そしてサンリオピューロランドなる施設があることを知った。 サンリオは「キレてるキャラクターを生み出す変態企業」というイメージがあったけ…
スーパーカブを買って1年目の定期点検にやってきた。予定から3ヶ月も点検をすっぽかしてしまったが、それでも一切問題ないのはさすがスーパーカブだ。 待っている間に店の外に並ぶバイクたちに目をやると、今まで見たことのない色のカブが停めてあった。色…
社会人になって初めて土曜と日曜が休日になった。 普段はシフト勤務なので必要がなければ土日に休むことはなかったし、何なら平日休みのほうが過ごしやすくて好きだ。 今週が土日休みだと気づいたのは金曜の夕方だった。シフト勤の弊害として曜日感覚がなく…
正月に実家で中学の卒業アルバムを見つけた。日本の卒業アルバムのネタといえば将来の夢であるが、確か「建築家」やら「整備士」やらそんな仕事を夢として書いたような気がする。職業として建築や整備の道に進んではいないものの、自分で設計した家は建てて…
自宅の窓からは京都タワーが見える。京都駅に降りるたびに目に入る京都タワーにいつもうんざりしていたが、これが自宅からも見えるのだから堪ったものではない。僕は京都タワーが嫌いだ。 正確には嫌いなものの象徴としての京都タワーが嫌いだ。京都という都…
年末年始は実家に帰ることにしている。地元の友人に会うわけでも初詣に出かけるわけでもないが、新年を迎えるときくらいは家族と一緒にいたほうがいいだろうとなんとなく思っている。だから新年も実家で迎えることになった。 実家に戻った日の夜、風呂が沸い…
2010年に20歳になって、29歳になった2019年がそろそろ終わる。せっかくなので10年経って何が変わったように思えたか残しておくことにする。未来の誰かの何かの資料にでもなればラッキーだ。 ミスったら死ぬとみんな思ってる ゆとり大学生の就…
ここ数年、仕事用メガネと私用メガネを使い分けて過ごしている。二足のわらじならぬ二本のメガネ生活である。レンズが四角いものを仕事用、丸いもの私用にして、いつもどちらかのメガネがデスクのスピーカーの上に置いている。普段は仕事に出る前に四角いメ…
僕が小学1年生だった1996年の春。ゲームボーイの電源を入れると「ピコーン…ザッザッザッ…」とノイズに似たSEと共にモノクロドット絵のリザードンが小さな画面に表れた。1996年は初代ポケモンが発売された年であり、僕が他の子どもたちと同じくポケモ…
我が家を10階に構えているのは、何よりも虫を部屋に入れないためだった。それなのにどうしてこの時期にカメムシが家に入り込んでいるのか。壁にぶつかり続けると天文学的確率で壁をすり抜けられるという物理の話を聞いたことがあるが、それが実際に起ったと…
大阪に住んでいた頃、なんばの道頓堀が外国人観光客だらけで、まわりから日本語が聞こえなくても「ここは観光地やもんな」としか思わなかった。彼らは観光バスでやってきて、ドラッグストアで爆買して、時間が来ればどこかのホテルに帰っていく。あのときの…
ヨーロッパ企画イエティの新しい公演の情報がついに公開されていた。作・演出の大歳くんを二郎系のラーメン屋で見かけるたびに「そろそろ新作作ってくれねえかなあ、あと西垣がデイリーポータルのメンバーになってるのなんで?」と思っていたが、ついに新作…
今の仕事で使っているスタンプ台は前任者から引き出しの中身ごと引き継いだもので、それを使ってゴム印を押すとおよそFくらいの濃さで印字ができる。今まではそれが普通だと思っていたし、ゴム印を押す仕事なんてつまらない作業だからそれまでスタンプ台に興…
11月になると決まって大学祭のことを思い出す。開催日とその前後にかけて大学に泊まり込んで馬鹿みたいな裏方仕事に勤しんでいた。懐かしくはあるが「終わってみればいい思い出だねー」と美化する気にはならない。あの日々はただの狂気であったし、オーバ…
ここ1年ほど自炊と言うものを一切していなかった。そのせいか炊飯器は戸棚の奥に片付けられ、電子レンジは電源を抜かれ、我が家の台所は沈黙を続けていた。 主な原因は「無気力」だったがさすがに「食生活」だの「食費」だの気になるワードが増えてきたので…
ジャンクフードを食べていると「こんなものばかり食べてたら死んでしまうぞ」という罪悪感と、分かっていながら食べてしまう背徳感がせめぎ合って、結局落ち着いた食事にならない。 疲れ果てた状態なら「染みる」とか言いながら黙々とハンバーガーを口に詰め…
本屋に行くたびに買おうか迷っていた本があったのだが、人に貸してもらえたので早速読み進めている。歴史書かと思ったら小説だったので思ったよりすいすい読めて、1日で半分ほど読み終えてしまった。ものを読むのにちょうどよい具合なんてものはない。積読…
建物の間を吹き抜ける風が冷たくなり、陽の足もいつの間にか早くなっていることに気がついたとき、すでに僕らは秋の真っ只中にいる。 10月から11月にかけてが一番好きな季節なのに、最も早く過ぎていくのもこの季節だ。秋はいつの時代でもある種の中休み…
貰い物の林檎をソファの上で剥きながら、林檎のエピソードトークを考えていた。 ときおり掃除ロボのシャーマンキング号がソファの方へ走ってくるので、足を宙に浮かせながら頭を捻ってみたが、どうやってもウィリアムテルとニュートンぐらいしか思い浮かばな…
増税前に買った缶ビール1ケースも残すところあと2本となった。まだ10月に入って10日も過ぎていないのに、なぜこんなことになっているのか。原因を探してみたら両手で抱えきれないくらい湧き出てきた。自宅で気軽に酒が飲めるようになったこと、休みの…
集中して仕事ができるのは1日6時間ぐらいが限界だ。今の職場は始業が9時だけれど、12時に昼休憩を入れるのさえ煩わしい。9時から2時ぐらいまで一気に仕事をして、1時間は消化試合みたいな仕事をして3時に帰る。それぐらいがちょうどいい。
サイゼリアのミネストローネが美味い。スープと言えども大麦とレンズ豆が入っていて、味噌汁というよりは豚汁のような食べごたえがある。朝から何も食べていない状態で店に入って、とにかく胃に優しいものを食べようと思ったら間違いなくこのミネストローネ…