日記
<前回のはなし> tannymotors.hatenadiary.com 夏、超てんちゃんの展示とMIKAPIKAZOの個展を見に東京へ行った。そのついでにデイリーポータルZの記事を参考に旨いチャーハンを食べ歩き、当然のように地方競馬の一つである大井競馬場に行くことにした。 MIKA…
<前回のはなし> tannymotors.hatenadiary.com 自宅にはソダシのぬいぐるみ置き、即パットにもUMACAにも登録し、すっかりにわか競馬ファンになった6月の終わり頃、見事に宝塚記念を外して「しばらく競馬とは距離を置こう」と落ち込んでいたら夏がやってきた…
<前回のはなし> 4角とは競馬場における最終コーナーのことである。「よんかく」と読みそこからゴールまでの距離は競馬場によって様々だが、阪神競馬場の場合、470mから350mぐらいの直線がゴールまで続いている。 初めての競馬から数カ月がたち、ついに阪神…
30代になって初めて競馬をやってみた。FXとCFDを除けば生まれて初めてのギャンブルである。競馬の知識なんてウマ娘を少しかじった程度だから、「中山の直線が短い」と「仁川には坂がある」こと以外は特に知らない。あとはオッサンが喚き散らしながら競馬新聞…
3月3日金曜日の夜、日曜と月曜の連休をどう過ごすか思いあぐねていた。週末はナンシージジイとイキリキッズがそこらじゅうで散るからバイクには乗りたくないし、日がな1日Twitterバトルに身を投じても夕方には涙で画面が滲んでしまう。でもTwitterには世界中…
夜行バスは体力と引き換えに目的地に早く安く手軽に向かうことができる大変便利な交通手段だ。車内で眠ることさえできれば体感的にはコールドスリープをしているのと同じだと思っている。新幹線は早くて快適で作業や食事もできる移動の王道であるが、移動す…
2022年12月3日、mouse on the keysのライブを観るために神奈川県の平塚まで行ってきた。10年以上前に大阪の名村造船所跡地で観たのが最初で最後だったのに、あのときのカッコよさを何倍も上回る密度のカッコよさに脳天から足の薬指まで痺れた。 バンドの存…
もしも君が、ほんとにこの話を聞きたいんならだな、まず、ミカンがどこで生産されているとか、どんなみっともない指の色をしていたとか、僕が生まれる前にミカンが何をしていたかとか、その手のポン・ジュース的なしょうもないあれこれを知りたがるかも知れ…
引っ越して一カ月経ったというのにまだ本棚がない。 荷造り用の段ボールに本を入れたままにするのも癪なので10個ほどのバックルコンテナに詰め込んで壁際に積み上げてみたが、なんだか部屋が倉庫か工場のようになってしまった。 しかも本以外にも工具やバ…
「うっせえわ」と言えるほどの反骨精神がないので「知らんがな」と呟きながら暮らしている。 誰が呼んだか知らないが我々は無欲な「さとり世代」である。誰かがまとめた誰かの話を聞いて何かを知った気分になり、誰かが撮った何処かの写真を見てそこに行った…
7月末の引っ越しに向けた準備を少しずつ進めている。今回の移動距離は220メートルだからおそらく過去最短だ。引っ越しというイベントは割と好きな方だったが、そろそろ面倒くさいと感じるようになってきたので初めて引越し業者を使うことにした。自分で…
どんなアクティビティも女子高生が主人公のアニメにしてしまえばコンテンツになってしまうのだから、女子高生はつくづく万能な属性である。 キャンプをすれば「ゆるキャン」、登山をすれば「ヤマノススメ」、南極に行けば「よりもい」、そして今期はスーパー…
最寄りの本屋がこの春に潰れてしまい、本を買うには1ブロック東に行かなければならなくなった。実に面倒くさい。しかし本を紙で所有したい主義者としては電子書籍でお茶を濁すのも、通販を使って本屋での未知との遭遇を逃すのも嫌なので、しぶしぶ新しい本屋…
小さい頃、家族と朝から出かけるときの朝食はいつも朝マックだった。朝にしか食べられないハッシュドポテトが大好きで、あの脂っこいポテトせんべいを食べると今日は朝から丸一日遊べるのだと実感することができた。 その思い出は20年以上経った今でも私の…
「吉祥寺に一方的に憧れてる人って多いよね」と人は言うけれど、本当は吉祥寺に憧れてる人なんてもうどこにもいない。イメージの中の人がイメージする街、夢の中で見る夢、それが吉祥寺である。 最後に東京に行ったのがAC部のイベントのときだから、およそ2…
決定力に欠けることで困るのはスポーツ選手だけではない。僕も日々の食生活で決定力を欠いているのでなかなか勝ち点3の飯にありつくことができない。 休日だった今日は昼前まで寝て、バイクの手入れを済ませ遅めの昼食を取ろうとしていた。最初は「今日の昼…
近所の鳥貴族によく一人で行っている。黙食がどうこう言われるよりも以前から、一人で酒を飲みたいときに行く店はもっぱら鳥貴族である。個人店に行くとついつい店の人や他のお客さんと喋ってしまうし、黙っていてもお互い意識してしまうので一人で飲むには…
トイレの電球が切れたまま1週間が経った。この手の消耗品はたいてい予備をシンクの下にストックしていたはずなのに、トイレだけ電球のサイズがランプやスタンドライトと違うため予備球もなく、しばらくの間真っ暗なトイレに懐中電灯を持って向かうことになっ…
小型二輪の免許を取っておよそ2年が経ち、ついに普通二輪の免許を取ることにした。 そもそも110ccのスーパーカブに乗るために免許を取ったものの、教習所に通っている時点で「中免も欲しいなあ」などと考えていたので今更感さえある。 小型二輪(AT)から普通…
月に何度か、一人で勤務をすることがある。これは別にテレワークなんて進歩的なものの恩恵ではなく、単純に人手が少ないシフト制の職場だからだ。今日はボスが急にシフトを変えたので、出勤してから一人勤務だと知った。 日が暮れて気温が下がると建物が冷え…
仕事から帰るバスの中で、己の扁桃腺が腫れてきているのに気がついた。30年も同じ体を使っていると、これがいわゆる風邪のひき始めだとすぐに分かる。そしてこの手の体調不良はさっさと治しておいた方が良いということも知っている。このまま放っておくと…
12月になってしまった。ああもうどうしようもねえな、という気分になる季節である。寒さで指がかじかんでキーボードを叩くのもぎこちない。外出用のダウンジャケットだって事務所についてからずっと着たままだし、事務仕事をする場所としてここは大丈夫な…
簿記2級の試験が終わった。過去問も教科書も半分ぐらいしか勉強できていないので、きっと点数も半分くらいだろう。次の試験は3月なので、それまでに残りの半分を勉強してリベンジすることにしよう。 少しだけ肩の荷が降りたので試験が終わってからは洗濯物を…
同僚がスマートスピーカーを買ったらしい。呼べばきちんと電気をつけたりしてくれるが、虚空に呼びかけるのが少し恥ずかしいそうだ。「うちのチームもみんなが予定をスマートスピーカーに記録したらいちいちホワイトボードに書かずに済みますね〜」と話して…
『大人になってから勉強することの楽しさを知る』みたいな話を誰でも一度は聞いたことあるだろう。「うわ~昔は嫌いだったのに教科書おもしれ~」みたいなやつだ。あの風潮を見聞きするたびに、みんな本当に勉強が楽しいと思ってんのかと疑わずにはいられな…
どうか良い旅と良い酒に恵まれますように。
続きを心待ちにして、しかしいつの間にか期待が諦めに変わって、没頭していた日々はついに思い出の一つになっていた。思い出は変わらない。あの日々は楽しかったし、新作はきっともう出ないだろう。期待してもしょうがない。そう思っていた。そう思っていた…
立秋を過ぎて今は処暑というらしい。だからと言って暑さが和らぐわけでもないのでエアコンの設定は変えようがない。在宅中は常時エアコンをつけているので夏の電気代は約1万円ほどかかるが、命にかかわるのでこれはやむを得ない支出と言えよう。 先日何も考…
暑さを理由に近所のスーパーへ行くことさえ拒否しているため、冷蔵庫に牛乳はなく、そのためミロが飲めない状況に陥っている。一方でGo to キャンペーンを使ってツーリングに出かけたいとも思っている。 バイクで5分の場所には行きたくないのに、5時間かかる…
ぽつぽつと中途半端に焚かれている送り火を眺めていたら、大文字山の麓にある朝鮮学校出身だった大学時代の先輩のことを思い出した。 その人は細身で背が高く、よくタバコを吸い、部室で真っ先に他人のジャンプを読む先輩であった。朝鮮学校時代のエピソード…