バイク
親父にスーパーカブを引き渡した2021年の夏。このまま車輪のない生活に甘んじるつもりはなかったが、次は何に乗るべきだろうか。信心深い私はこの大きな悩みについて聖書に教えを求めた。 神は「いい感じのツアラーあれ」と言われた。するとCBR400Rがあ…
<前> キャンパーの朝は早い。なぜなら朝日が眼球へバチバチに刺さってくるから。自然と共に目を覚ますとかそういうオーガニックコットン100%な理由じゃないんです。8月上旬でも阿蘇の夜は結構涼しくて夏用シュラフでちょうどいいぐらい。 あれ…?これ書い…
<前> 九州4日目の朝はコインランドリーからスタート。ツーリング中の着替えは2日分がちょうどいい。着用済みの衣類と未着用の衣類が混ざることもないし、2日分の洗濯物ならコインランドリーも1回で済むし、リュックにも無理なく詰め込める。旅慣れてる感あ…
<前> おはよう日本。日本最高峰のホテルといえばドーミーインですね。夜鳴きそば、風呂上がりのアイス、ご当地朝ごはん、この世の幸せのすべてがドーミーインにあると言っても過言ではないでしょう。トレイごとお代わりするバイキングなんてドーミーイン以…
カブを親父の定年祝いに供出することになった2021年夏。宗谷岬は行ったけど佐多岬には行っていないのが気になってしょうがない。なので本州の隅を塗りつぶすために宮崎行きのフェリーに乗って九州南半分肩パンツーリングへ出かけることにしました。 まずは17…
普通二輪の免許を取り、早速レンタルバイクを借りていつもの山道を走りに行った。借りたのはホンダのVTR250。高校生の時に猛烈に憧れて、それから10年以上経ってようやく乗ることができた。 250ccのバイクだから400ccの教習車より小さく感じるのは当たり前だ…
時間が経つとどこで撮ったのかも分からなくなってしまう写真たちばかりだけれど、それでもこれらは確かに存在したという記録にはなる。
今思い出してもあの時カップルで修学旅行に行けた奴らが羨ましい妬ましい。このあたりの思春期タトゥーはいくらツーリングしようと優勝し続けようと到底上書きできるものではない。
<前> いつもどおり朝6時に起床。ここは然別湖北岸野営場。朝食は最後の一切れになったみそぱんとカツゲン。このほのかな甘さが体にしみる。 今日は予定がない。それに天気もあまり良くない。いよいよ行き場がなくなった。みそぱんを齧りながら地図を眺めて…
クッチャロ湖といい然別湖といい北海道の湖はどれも綺麗だ。きっとこれが本当の湖なんだろう。うちの近所に琵琶湖があるけれど、実は琵琶湖は湖じゃなくて河川だ。みんな琵琶湖に騙されてはいけない。
キャンプは人がいた痕跡を残さずに去るものだと個人的に思っている。間違って焚き火跡なんて残した日にはマ・ドンソク風の兄貴にぶん殴られるに違いない。
なるほどこれが北海道か。そりゃあ走りに来たくなるよ。道幅も広いし都市間の道に信号は全くないので止まることなく走り続けられる。これが「優勝」ってやつだ。私は今まさに「優勝」しているのだ。
隣の芝生は青く見えるが自分の芝は黄金色なのだ。
遅い盆休みを9月に取った。しかし特にやりたいこともないまま9連休前日の朝を迎えた。ああどうしたものかと考えながら、出勤中のバスの中で、その日の夜に出る舞鶴発小樽行きのフェリーを予約した。
<前> tannymotors.hatenadiary.com 大久野島の朝、たっぷりの水で顔を洗い、湯を沸かしてスープを飲む。今日はしまなみ海道の終点である尾道でラーメンを食べ、そのまま今治に引き返し焼豚玉子飯を食べ、西条の大阪行のフェリーに乗る。だから朝食は控えめ…
<前> tannymotors.hatenadiary.com 目が覚めるとベッドが広くなっていた。それは夜中にGなヤツが現れて泣きながらフロントに助けを呼び部屋を変えてもらったからだ。宿代返せと思わないこともなかったが、古いビジネスホテルと知ってこれまでも使ってきた…
<前> tannymotors.hatenadiary.com 四国カルストの上で朝5時に目覚める。標高が1400メートルあるだけあって寒い。そしてテントは盛大に夜露で濡れている。こういうときにダブルウォールのテントにして本当に良かったと思う。朝食やら荷造りはさっさと済ま…
四国カルストの道は山腹ではなく山脈を走っている。それに牛がいる。あとゴツゴツした石が飛び出ている。実に奇妙な景色だ。バイクに「赤べこ」とか名付けたのに目の前に本物の「ベコ」がいるのはなんとなく恥ずかしい。
1週間の休暇を得たが、特に何もすべきことはなかった。こういう時はバイクでぼんやりと走るに限る。目的地はどうするか。九州には去年から行きたいと思って地図も買っていたけれど、梅雨入りもしていたし雨も降りだしていたので、今回はその手前にある四国…