TANNYMOTORS

一度人を食らった熊は、その味が忘れられず再び人里に降りてくるという。つまりバイクの日記です。

神は「いい感じのツアラーあれ」と言われた。するとCBR400Rがあった。

親父にスーパーカブを引き渡した2021年の夏。このまま車輪のない生活に甘んじるつもりはなかったが、次は何に乗るべきだろうか。信心深い私はこの大きな悩みについて聖書に教えを求めた。

神は「いい感じのツアラーあれ」と言われた。するとCBR400Rがあった。旧約聖書『創世記』より

THIS IS GOOD MOTORCYCLE!!!

レンタルバイクを乗り比べた結果、選ばれたのはCBR400Rでした。

CBR400Rのインプレ

 防風性能バッチリのフルカウル。高速道路でも安定感抜群の車重。ギアチェンジも楽々なアシスト&スリッパークラッチ。バキバキに目立つ赤。ベタベタの足つき。CBR400Rはレベルの高い合格点をオールウェイズ出してくれる。とても良い巡り合わせでした。対戦ありがとうございました。

日帰りから1週間程度のツーリングをこなすのに「ちょうどいい」バイクです。セパハンで前傾の乗車姿勢に最初はビビるかもしれませんが、荷重が分散するおかげでカブに乗っていたときよりCBRのほうがはるかに楽です。ママチャリよりロードバイクのほうが遠乗りに向いてるのと同じ理屈ですね。むしろ操縦感が増して乗ること自体が楽しい。リアとフロントのプリロードを弄ると操作性が結構変わるらしいですが一度でも触ると沼にはまる予感。

オプションはETC、エンジンスライダー、ハンドルマウントステー、スマホホルダー、USB電源。カブのようなステッカーチューンもせずそのままで乗ってます。こいつはそういうのじゃないんだ。そのままでいいんだ。

フルカウルはこのコクピット感にテンションが上がる。あとクリアのスクリーンはフェリー乗船時の行き先札を入れるのにめちゃくちゃ便利。

エンジンは2気筒でトルクも十分。高回転域まで回すバイクではないらしい。非力感もなく本当に「適切」の2文字が似合う。6速5000回転で80km以上出るので無理なく経済速度で巡航できます。燃費は約30km/l。同じバイクで40km/l近い人もいましたがそれは…体重の差かな…

デメリットは外装を外すのがめんどくさいこととセンタースタンドがないことぐらいですがこの辺は最初から分かってたことなので問題なし。カブなら全て自分で整備できそうでしたがCBRはオイル交換とチェーンメンテ以外はディーラーにおまかせ。プロの技術ってすごいね。

乗り比べたバイクの感想メモ

HONDA VTR250

高校生の時からずっと欲しかったVTR。いつ見ても綺麗だわ…でも中古価格60万はやりすぎじゃないかな…モトジムカーナやるなら買ってた。

KAWASAKI Ninja250

エンジンぶん回すと楽しい。直線的なデザインがオタク心をくすぐる。

YAMAHA YZF-R25

おしゃれ!軽い!乗りやすい!そりゃ大学生も乗るわ!

HONDA CB400SB

ンバアアアアアアアアアアァァァァァァァァァ!!!!!!!!!(HYPER VTEC!!!!!!)

バイクはコスパのみにて乗るにあらず。楽しく乗ろうぜ。

コスト面でZ250やCB250なんかとも迷いましたが結局自分の乗り方に合わせて選んで正解でした。趣味にケチるのは魂をケチるのと同義ですよ。乗りたいものに乗って行きたいところに行くのが趣味ならそれを妨げちゃいかんのです。それじゃ私は一足先に魂のグレード上げてくるんで…

(そもそもなんでカブを手放したのか自分でも分かんないな…)