2016-10-01から1ヶ月間の記事一覧
僕は村上春樹について書くときに、焼きそば−中華麺と具材をウスターソース(または塩)で炒めた麺料理−こそが、村上春樹作品に対する最適な比喩だと思っている。焼きそばが食べ物であることは、誰もが知っていることだし、もし初めて焼きそばを見る人がいた…
新幹線でパソコンを触っているとすぐに疲れてしまう。新幹線のテーブルは普段のデスクと違って低いし遠い。肘掛けがあるのは良いことだけれど、でも結局膝の上にパソコンを置いて作業することになるのでどのみち意味は無い。 18きっぷで在来線に乗るしかな…
やべっ、資本主義だ。隠せ隠せ。 この映画は「東ドイツと共産主義は無くなったけど、母さんの周りだけでも共産主義のままにしてあげよう!」という物語だ。熱心な共産主義者の母が、気を失っている間に共産主義が東ドイツごとなくなっていることに気づいたら…
ビジネスホテルは非日常の最高峰だ。広いベッド、綺麗なシーツ、華美ではないが必要十分なアメニティ、その土地の知らない飲み屋、ホテルの朝食バイキング。サラリーマンとしてビジネスホテルを使うときは、仕事の延長でありながら与えられる至れり尽くせり…
ババアとオタクが殺しあう。思い出の曲を口ずさみながら。 ババアとオタクの最高の地獄絵図 昭和歌謡大全集は村上龍原作の小説だ。1994年発刊。映像化は2002年。小説を10年前に読んだ時は、「村上龍はサクサク人を殺すなあ」と思っていた。いつの…