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キャンパーの朝は早い。なぜなら朝日が眼球へバチバチに刺さってくるから。自然と共に目を覚ますとかそういうオーガニックコットン100%な理由じゃないんです。8月上旬でも阿蘇の夜は結構涼しくて夏用シュラフでちょうどいいぐらい。

あれ…?これ書いてるのゴールデンウイークど真ん中なのに仕事してるんだよな…なんか腹立ってきたな...急にSEO汚染してるようなカステキスト書きたくなってきたな…
カブでキャンプツーリングに行く場合の装備は?積載方法は?調べてみました!
スーパーカブの積載性があれば装備の増えがちなキャンプツーリングもバッチリ楽しめます!でもキャンプの装備やカブに荷物を積む方法って分からないですよね?そこでカブでキャンプツーリングに行くための装備をまとめてみました!罪悪感に押しつぶされそう。
まずバイクに積載している装備品を広げてみるとこう

テーブル、椅子、シュラフあたりのキャンプ道具は全部箱の中に入ります。
そして積み込むとこう



積載物リスト
- テント(リアキャリア前方):モンベル/こんな感じのテント
- コット(リアキャリア前方):DOD/バッグインベッド
- 箱(リアキャリア後方):TRUSCO/トランクカーゴ30L
- クーラーバッグ(箱右側):サーモス/ソフトクーラー
- リュック(箱の上):コロンビアのセール品
- マップケース(リアキャリア左側):ミリタリーショップのセール品
- ボトルケース(ベトナムキャリア上):ミリタリーショップのセール品
- 固定具:ロックストラップ、あと適当なロープ
テント、コット、箱をロックストラップで締めるとテントとコットが良い感じの背もたれになるので無敵の走行姿勢が手に入ります。北海道上陸して札幌から一気に宗谷岬まで行けたのはこいつのおかげ。
箱のフタにはアイボルトを打ち込んでクーラーバッグ、リュック、サンダルなんかを括り付けられるようにしています。持ち帰るゴミとかもカラビナで引っかけたりできるので使い勝手は最高。ただボルトの位置を忘れて腰かけると尻の肉がもげるかもしれません。失礼、もげました。
リアキャリアの左側にマップケースには「大事だけどかさばるメンドクセエ奴ら」こと雨具や工具を入れてあります。エアゲージ、エアバルブ、フクピカも入れてあるので日常点検は対応可能。マップケースの中にマップ?そんなものはないよ。
足元のベトナムキャリアに着けてるボトルケースにはガソリン携行缶1Lかスタンレーのクックセットにイワタニのジュニアコンパクトバーナーを突っ込んだ最強調理セットを入れてます。正直ガソリン携行缶なんて北海道ぐらいでしか使いません。使わないと死ぬタイミングはありましたけどね。
箱の上のリュックには衣服や貴重品を入れているのでホテル着からの即チェックインや食堂への即時突入が可能になっています。「リュックなんだから背負えよwww」と思うでしょうが1日中背負ってたらそれだけで疲れが溜まるの!!!だって私もう若くないの!!!誰も私を求めてくれない!!!誰も私を抱きしめてくれない!!!
ッスゥー...
旅を重ねるごとに最適化された荷物達はある種の機能美を感じますね。
いかがでしたか?もう辞めていいですか?
さて、阿蘇を出発した我々は湯布院を経由して大分は別府を目指します。帰りたくねえなあという思いを由布岳は優しく受け止めてギアを2速に落としてくれました。全然登らねえ。誰も登坂車線から逃れられない運命なのか。

別府は何度は訪れたことがありますが相変わらず硫黄の香りが...アレで...うん...
だって食事してる店の駐車場で地獄窯作って料理してるんだもの。硫黄フレーバーのゆで卵ととり天まで食べたらそりゃ硫黄臭くなるわ。


相変わらず性根が腐っている私は湯治もかねて別府の湯を浴びることにしました。しかし案の定疲れが爆発して休憩所で延々とオリンピックを見る羽目に。このツーリングだって真夏の大冒険なんだぞ。


そのまま座敷でアイスを食べてるとだんだん眠たくなってきたのでその日のうちに別府発大阪行きのフェリーで家に帰ることにしました。正直あと1日滞在できたけど、無理して暇を持て余すより行きそびれた場所を残しておく方が良い思い出になるでしょう。

ちなみに12人部屋に1人で放り込まれたので滅茶苦茶怖かったです。一人で「消灯!」と宣言して真っ暗な部屋で寝ました。


そしてオイルを入れ替えたスーパーカブは親父の退職祝いとなり、それから親父は延々と日本中を旅するようになりましたとさ。
<おわり>