TANNYMOTORS

一度人を食らった熊は、その味が忘れられず再び人里に降りてくるという。つまりバイクの日記です。

ご意見番ババアを見つけたら指を折り舌を抜け、息の根を止めたとて奴は転生するぞ

「推し」がいると人生は豊かになる。推す相手が人であるか、あるいはモノやコンテンツであるかは関係ない。ただ存在するだけで頑張ったり、希望を抱いたりできるのが「推し」の力であり、「推し」の恩恵を受けるために僕たちは彼、彼女、作品、バンド、場所を愛する。例えば推しがアイドルなら現場を訪ね、コンテンツを買い、SNSで誉めそやす。ファンサや楽曲、グラビアの恩恵があればに報いるために貢ぎ、そしてまた推す。

推す形は人それぞれだし、それをとやかく言うのは無粋なことだ。しかし一つだけ注意しなければいけないことがある。決して推しに注文を付けてはいけない。「〇〇すべき」だの「▲▲したほうがいい」だの、自分の価値観や願望を「推しのためを思って」などとうそぶいて押し付けることだけはしてはいけない。

推しとファンの関係性は双方向に見えるけれど、超えちゃいけないラインは確かに存在している。そもそも推しに対して意見を言おうと考えること自体がおこがましい。存在しているだけで必要十分なのに、それを自ら揺るがそうという発想自体が狂気である。

ファンが(なぜか奴らは古参を名乗ることで正当性を主張することが多い)ときおり炎上する際の原因の一つがこの「推しに対する越境行為」である。イラストレーターに絵のアドバイスを送ったり、SF作家にアイデアを送ったり、SNSの言動やファンサのやり方に注意したり、いわゆる「お節介」が推しのメンタルやモチベーションをいかに傷つけていることか、そしてどれだけ推しの「界隈」を疲弊させていることか。

なぜかこういう連中はどのコミュニティにもいる。「イキリキッズ」「マウントジジイ」「ご意見番ババア」と呼び方は異なるが、やっていることは大して変わらない。総称としては「厄介」が適切だろうと思う。仮にSNSで炎上したところで奴らは自分たちの正当性を信じいくらでもアカウントを作るし、例え出禁になろうともその周囲でしぶとく生き残ろうとする。何ならアンチに転向してまで界隈に固執し続ける。そして最後にはもののけ姫の祟り神のようになって災厄をもたらす。あな恐ろしや。厄介は地獄を輪廻しておる。

とにかく厄介を見つけたら指を折って舌を抜くしか対処のしようがない。かといって自警団みたいな徒党自体が厄介に転じるのもよくある話だ。「好き」の感情一つがこじれてここまで濁ってしまうと、さすがにみんな疲れてしまうだろう。

今思いつく唯一の解決策は、ネテロの修行を参考に「気を整える→拝む→貢ぐ→褒める」これを1万回繰り返すことだけだ。お百度参りみたいなもんだ。とにかく推しには貢ぐことが肝要である。それ以外は邪道といっても差し支えないくらいの真理である。

 

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