TANNYMOTORS

一度人を食らった熊は、その味が忘れられず再び人里に降りてくるという。つまりバイクの日記です。

Uber Eatsはどうしてダサくなった?

京都でもウーバーおかもちを背負った出前持ちが市内を走り回る風景が当たり前になってきている。サービスが始まったばかりの頃は珍しがって数回使ってみたものの、結局コンビニのほうが早いし安いので、今ではほとんど使わなくなってしまった。

それでも残業中にコンビニまで行く気力が沸かないときは夕飯を運んできてくれて大変助かった。「出前って便利なシステムだよな」と当たり前の感想を噛み締めながらハンバーガーをスプライトで流し込んでいたが、それも今や昔の話である。

「美味しい食事を運んできてくれる大正義システム」のはずなのに、残念ながらもうウーバーのアプリは消してしまったし、配達員を見かけても「邪魔だなあ」やら「危ないなあ」やらネガティブなイメージしか湧いてこない。一応それなりに理由はある。久しぶりに見出しタグを使うぞ。

1.Uber Eatsの配達員がダサい

うちの最寄りのマクドナルドの周りには常時3,4人の配達員が注文待ちでたむろしていて、自転車やバイクは路駐だしバッグを地面に置いたりしてるし本人たちは集まってるのに無言でスマホを弄ってるし。毎日この光景を見ていてなんだかうんざりしてしまった。もともと「海外のサービスだよ!クールだよ!」みたいなスタートアップ感をゴリゴリに出しながらやってきたサービスなのに、蓋を開ければ荷受け待ちでぼんやりしている奴らが飲食店の前に現れただけだ。しかもみんなカバンに大きく「Uber Eats」なんて描いてあるんだからサービス自体もクールに見えるわけがない。

 

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Twitterで拾った画像だけれど、一部の人はカバンをデコったりしているらしい。バニラトラックでもさすがにここまできつい装飾はしていない。夜の配達のときは安全かもしれないけれど、それ以上に「クールなワークだろ?」感が透けて見えて嫌悪感を増長させてしまうのが悲しい。もちろん「クールだ!」って思う人もいるのかもしれないが、この辺は自己満足の世界だし、バイクにステッカー貼りまくる自分がとやかく言えたものでもない。

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それとツイッターで店や配達先の悪口とか見ると「よくこれで炎上しないな」と関心さえする。徹底して「配達員には業務委託してるだけだから関係ないっす」で通せる「Uber Eats」の顔の皮はチタンとかでできているのだろう。恐ろしいメンタルだ。

2.Uber Eatsの配達員が危ない

配達員の大半は自転車かバイクのようだけれど、自転車の配達員は飛び抜けて危ない。なんせ物理的に飛び抜けてくる。狭い路地を飛ばしまくるし何故かイヤホンをつけてるし歩道を走るし逆走もしてくる。たいていの配達員が安全に配達しているのは想像できるけれど、目の前に逆走のおかもちピスト野郎が現れたらそんな想像は現実の恐怖に塗り替えられてしまう。

下の画像は京都新聞からの引用だけど、この写真のエリアの歩道を自転車は走れない。それでも奴らは突っ込んでくるのだからそりゃあ怖いよ。

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www.kyoto-np.co.jp

あと京都の場合大学生が多いからか、それともウーバーイーツに心酔しているからか、自転車の場合スポーツ系の自転車を使っているところをよく見かける。ママチャリより早いのはわかるけれど、前傾姿勢でカバンの中身は無事なのだろうかといつも不安になる。汁物頼んだら大変なことになるんじゃないか。

3.Uber Eatsのシステムがきな臭い

 「ウーバーイーツで稼ぐ」というシステムは雇用契約じゃなくて業務委託である。だから働く側にとっては労災もへったくれもないのが一番怖いし、これが新自由主義の最先端でクールな仕事といわれてもそれは資本家の理論である。企業は雇用する負担もなく業務中のリスクや設備投資は労働者に丸投げできるのだから、つまるところ超効率的手配師家業だ。配達員になるよりも投資するほうが絶対に稼げるだろう。

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株主優待がウーバーカバンなら間違いなく株買っちゃう。

キャッチコピーとか合言葉とかあるんかな。「ウーバーしようぜ!」みたいなやつ。あと「ウーパーピース」とか。これネタの資源として質も量もピカイチだわ・・・