TANNYMOTORS

一度人を食らった熊は、その味が忘れられず再び人里に降りてくるという。つまりバイクの日記です。

休憩せずに頑張り続けることが偉いわけないだろう。休みなさいよ。

ほんの少しサボってると罪悪感があるものだが、全力でサボってると罪悪感を感じる領域を突き抜けてむしろワクワクしてくる。

 

高校時代は高校へ向かう電車をわざと乗り過ごして日本海に行った。大学時代はあらゆることをサボって趣味に走った。出張族だった頃は直行、直帰、前泊、後泊、有給を組み合わせてあらゆる街と特急と駅弁と地酒を楽しんでいた。今はとりあえず仕事中に資格の勉強をしているけれど、仕事で必要な知識を勉強しているわけだから、これをサボりに入れるわけにはいかない。

 

そもそも朝から夕方、下手すれば夜まで働くという労働行為の時間設定が自分に合っていない。集中して仕事ができるのは1日6時間ぐらいが限界だ。今の職場は始業が9時だけれど、12時に昼休憩を入れるのさえ煩わしい。9時から2時ぐらいまで一気に仕事をして、1時間は消化試合みたいな仕事をして3時に帰る。それぐらいがちょうどいい。

 

今は9時間職場にいるために休憩やサボりが必要になっている。目的と手段が逆になっているアレだ。しかしわざわざ就業規則を変えるよう訴えるのも時間の無駄なので、それならば精一杯サボれるよう努力すべき、というのが今の私の信じるところである。

 

今の職場で実現できそうなサボりとはなんだろうか。転職により内勤の仕事になってしまったので、何とか職場内でできるサボりを見つけなくてはならない。事務機器で遊ぶにしてもみんな見てるし、パソコンで遊ぼうにも隣の席に人がいる時はできない。事務所自体も狭いからどこかに隠れたりもできない。ふらっと外出することも考えたけれど、大人になると外遊びを忘れてしまうのでこれも難しい。やはり文章を書くしかない。一見すると仕事しているようにも見えるし、ブログに投稿するくらいの動作は問題なくできる。

 

前の職場では、誕生日のたびに事務所を暗転させてろうそくを灯したバースデーケーキを入場させていたのを思い出した。いい年下大人がろうそくの火を吹き消すのはなかなか和やかな景色だった。ハッピーバースデーを歌っている最中に電話が鳴っても小声で歌い続けていたり、毎回違う店のケーキを選んだり、みんな本気でやっていたのも良かった。職場によっては1人でサボるよりみんなで一気にサボるの方がもしかすると効果的なのかもしれない。

 

さて仕事に戻るか、別のサボりを考えよう。