TANNYMOTORS

一度人を食らった熊は、その味が忘れられず再び人里に降りてくるという。つまりバイクの日記です。

2020-01-01から1年間の記事一覧

『∀ガンダム』主人公が股間をちょきんぎょで隠す快作 キャンサーとムロンに咽び泣け

∀ガンダムが腰を抜かすほど面白い。黒歴史という言葉を生んだ作品であり、これ自身が黒歴史と言われることもあるらしいが、ガンダムシリーズであることやロボットアニメであることを差し引いても余りあるくらいに面白い。全50話のうち、30話まで一気に見…

療養には「バニラアイス」と「コーラ」と「ポカリ」。特効薬と読み替えても構わない。

脂汗を流すほどの頭痛と喉の痛みと発熱、風邪である。季節の変わり目で風邪をひく体質なのでいつものことではあるけれど、こと5月においては寒暖の差が激しすぎて史上最悪の風邪となった。 風邪の症状自体は2日程度で治まったものの、万が一コロナ的なアレ…

『十三機兵防衛圏』腰抜かすくらいの完成度と物語の立体感。ゲームにしかできないクリエイティブの最高峰。

『十三機兵防衛圏』がとんでもなく面白いという噂をTwitterで聞いて数ヶ月。たぬきに負債を負わされるゲームばかりやるのも気に入らないので、ついにプレイしてみることにした。 ジャンルはアドベンチャーゲームらしくネタバレはなんとしても回避したかった…

手書きの文字には心が籠もってるとか言うお前のためにペンを握ってるわけじゃねえんだよ

高校生の頃から10年以上手書きの日記をつけている。不定期かつ不定量なので1日数ページ書くこともあれば、1年以上放置していたこともある。しかも気まぐれに破り捨てたり焚書したりするので、いつも手元には現行の日記1冊しかない。 ブログも書くのにし…

『わたしはカモメ』ポチャッコは共産主義者かもしれないぞ

彼女が四六時中ポチャッコの夢旅行を歌いまくるおかげで、サンリオにはポチャッコというキャラクターがいること、そしてサンリオピューロランドなる施設があることを知った。 サンリオは「キレてるキャラクターを生み出す変態企業」というイメージがあったけ…

点検、増し締め、赤べこ号

スーパーカブを買って1年目の定期点検にやってきた。予定から3ヶ月も点検をすっぽかしてしまったが、それでも一切問題ないのはさすがスーパーカブだ。 待っている間に店の外に並ぶバイクたちに目をやると、今まで見たことのない色のカブが停めてあった。色…

アンナ・カヴァン『氷』/世界は静かに死にゆく、あるいは既に死んでいる

異常な寒波のなか、私は少女の家へと車を走らせた。地球規模の気候変動により、氷が全世界を覆いつくそうとしていた。やがて姿を消した少女を追って某国に潜入した私は、要塞のような“高い館”で絶対的な力を振るう長官と対峙する。 アンナ・カヴァンの「氷」…

連休と飛び休のあいだ

社会人になって初めて土曜と日曜が休日になった。 普段はシフト勤務なので必要がなければ土日に休むことはなかったし、何なら平日休みのほうが過ごしやすくて好きだ。 今週が土日休みだと気づいたのは金曜の夕方だった。シフト勤の弊害として曜日感覚がなく…

『前田建設ファンタジー営業部』こんなの誰が観るの?って言いながら自分が観るタイプのやつ

ブンシャカ上地雄輔が出るような映画をわざわざ映画館で観るなんて、普段なら絶対にありえないことだ。

ヨーロッパ企画イエティ『スーパードンキーヤングDX』全方向を馬鹿にするくらし、うつわ、ドゥンッキ!

かつてサブカルは独立したカルチャーだった。メインカルチャーと対をなす存在がサブカルチャーであり、その集合体がサブカルであり、つまり「ビレバン」であった。

将来の夢を叶えるのはだいたい可能

正月に実家で中学の卒業アルバムを見つけた。日本の卒業アルバムのネタといえば将来の夢であるが、確か「建築家」やら「整備士」やらそんな仕事を夢として書いたような気がする。職業として建築や整備の道に進んではいないものの、自分で設計した家は建てて…

京都タワーが、京都が、嫌い

自宅の窓からは京都タワーが見える。京都駅に降りるたびに目に入る京都タワーにいつもうんざりしていたが、これが自宅からも見えるのだから堪ったものではない。僕は京都タワーが嫌いだ。 正確には嫌いなものの象徴としての京都タワーが嫌いだ。京都という都…

親に風呂の長さを心配された年越し

年末年始は実家に帰ることにしている。地元の友人に会うわけでも初詣に出かけるわけでもないが、新年を迎えるときくらいは家族と一緒にいたほうがいいだろうとなんとなく思っている。だから新年も実家で迎えることになった。 実家に戻った日の夜、風呂が沸い…