TANNYMOTORS

一度人を食らった熊は、その味が忘れられず再び人里に降りてくるという。つまりバイクの日記です。

積読は罪と毒の言葉遊び

本の値段をあまり気にせずに買えるようになったのは、大人になって良かったと思うことの一つで、読む時間こそあまりないのに、だからこそ一冊の本が楽しくてしょうがない。

結構前からコンビニの商品は値段を見ずに買えるようになっていたけど、酒に寄った状態でコンビニに入るといらないもの手当たり次第にカゴへ放り込んでしまい散財してしまうので、近頃は酒酔い状態でのコンビニ入店の禁止と、常時購入前の値段確認を努力目標に定めている。この努力目標は書店が対象外となっていたが、先日岩波文庫5000円分購入という事案が発生してしまった。読み切るのにどれだけ時間がかかるかわからない。森見登美彦の新刊だってまだ手をつけてないし、論語はどこまで読んだか見当もつかない。

積読という事態を招いてしまったことを深く反省している。我が家の書棚は肥やしが必要なほど飢えてはいないし、むしろ自分の本が散り散りに保管されていることが悲しいくらいなのに、読まれていない本を手元に置きっぱなしにしておくことはなんとも悲しい。とりあえず年内に森見登美彦岩波文庫を読んでしまわないと、年末だからって忙しくなるような仕事じゃないけど、せめて「12月ってやっぱり忙しいですね」ぐらい言えるようになれば、年の瀬に置いてけぼりを食らうこともない。