ツタヤの宅配レンタルに登録したので、映画が借り放題になった。観たい映画をリストに入れておくと、リストの上の方から順番に映画が２本自宅に届き、それを返すとまた２本送られてくる。月々定額だし貧乏性だから、映画が届くと一度に２本とも観ようと思ってしまう。でもやはり一本観るだけで疲れてしまうし、感想の消化が間に合わない。だから見た映画のリストだけが延々と伸びていく。
今日は家で「日本のいちばん長い日」を観ていた。古い方を借りたつもりが新しい方を借りてしまった。でも本木雅弘はカッコ良かったし、日本史の勉強になった。一番印象に残っているのは、陸軍将校の格好をした松坂桃李が自転車に乗るとき、腰に下げた軍刀をハンドルに載せたところだ。素直に感心してしまった。こういう細かいところもきちんと考証するところ、もしくは考証が必要な題材を扱えるところが、松竹のいいところだと思った。
昨日は京都で知り合った初めてのオタクと「君の名は」を観に行った。新海誠なのにアニメ感がバリバリ出ていた。アニメ的記号もたくさん入っていた。こっちはちゃんとレビューを書いて理解を形にする。でもなんで音楽がRADWIMPSだったんだろう。商業的な資本が入ったからだろうか。でもそのおかげできちんとヒットしているわけだし、新海誠も確変に突入したんだろうな。
映画も、演劇も、絵画も、どれだけ取り込んでもまったく吸収しきれない。消化不良さえ起こりゃしない。栄養失調気味なのにどうしたものか。未体験のVRの世界なら、もしかしたら突破口になるかしら。
