どんなアクティビティも女子高生が主人公のアニメにしてしまえばコンテンツになってしまうのだから、女子高生はつくづく万能な属性である。
キャンプをすれば「ゆるキャン」、登山をすれば「ヤマノススメ」、南極に行けば「よりもい」、そして今期はスーパーカブに乗っている女子高生のアニメまで出てきた。身の回りの物事がどんどんアニメ化されていく。
いまのところ僕は「ゆるキャン」のしまりんとスーパーカブの小熊をそれぞれ襲名している状態にある。しまりんとは使ってるテントが同じシリーズだし、小熊とは同じバイクに乗っている。女子高生という点を除けば実質的に同一の存在と言っても差し支えない。
でも別に誰かに憧れて何かをやっているというわけではなく、ただ自分のライフワークの一部がコンテンツ化されて、そこのキャラクターに自分が引っ張られているだけなのでいちいち気にしてもしょうがない。それでもどこかで「にわか」だの言われやしないかと考えてしまうのも事実なので、アラサーのくせに紙風船並みのメンタルである。
その点ウマ娘は安定して楽しめる。基本的に擬人化した馬が一生懸命走ったり、たくさんご飯を食べたりしているだけなので、見ていても素直に応援できる。友達が「ようはガルパンみたいなもんでしょ?」と乱暴な総括をしていたがあながち間違いではない。
ウマ娘はみんなかけっこが上手い。一方でオタクはかけっこが苦手だ。だからオタクがウマ娘に憧れるのは当然のことだ。
ガルパンはみんなのチームプレーで勝ち進んでいく。一方でオタクはチームプレーが苦手だ。だからオタクがガルパンに憧れるのも当然のことだ。